日本核物質管理学会と日本原子力学会核不拡散・保障措置・核セキュリティ連絡会 合同研究会(第11回)
研究会テーマ
日米核セキュリティワーキンググループ Goal9 における核物質盗取リスク評価手法の開発とその成果
日時:令和7年1月30日(木)14:00 – 17:30
場所:日本原燃株式会社 東京支社第1会議室(内幸町日比谷国際ビル2F)
エレベーターB(8F-1F)にて2Fにお越しください。
開催方式:対面方式
主催:日本原子力学会 核不拡散・保障措置・核セキュリティ連絡会
日本核物質管理学会
目的:
日米核セキュリティワーキンググループ(NSWG) は、2010年4月にワシントンDCで開催された核セキュリティ・サミットの後、第2回ソウル核セキュリティ・サミット(2012年)に向けて日米間で核セキュリティ分野での協力を推進するための作業グループを設置することについて検討がなされ、2010年11月の日米首脳会談でその設立が公表された日米二国間の作業部会である。本枠組みでは、これまでに13分野での具体的分野での協力が行われ、そのうち3分野での協力が終了されている。
NSWG Goal9(高濃縮ウラン及びプルトニウムの管理に係る共同研究:核物質の魅力度低減)では、2014年までに本ゴールの下で行われた核物質の核テロ誘引の低下に関する共同研究の結果を踏まえて、核物質等の魅力度評価手法開発と核物質の魅力度低減のためのコンセプト開発の2つの共同研究プロジェクトについて取り組みを行ってきた。この中で、核物質等の核セキュリティ上の盗難リスク(魅力度)を評価する手法が日米共同で開発され、その成果が2023年までに取りまとめられている。この手法では、核物質の盗取が必要な様々な核セキュリティ上の脅威に関して、物質自身の固有特性から脅威の成功確率とその影響(Consequence)を定量化し、それらを総合的なリスクとして評価することが可能である。本研究会では、本ゴールの下で開発された核物質盗難リスク評価手法に関して、共同研究に参画した専門家(国内:JAEA, 東京科学大、米国:DOE/NNSA, 国立研究所)に手法の解説と燃料サイクル物質のリスク評価結果の例、成果展開に関する展望を解説いただき、参加者と議論を行うことを目的とする
参加料:無料
定員:35名(定員になり次第締め切りますのでご了承願います)
プログラム(総合司会:日本核物質管理学会 芝 知宙):
- 開会挨拶:日本核物質管理学会
- 講演(タイトル:予定)
- Review of Goal9 study from the Japan perspective
日本原子力研究開発機構 堀 雅人 - Overview of former Goal 9 study in 2013
東京科学大学 相楽 洋 - Leah Cochran, NNSA: “US Team Introduction and Overview”
米国エネルギー省国家核安全保障局 Leah Cochran - US Perspectives on the Goal 9 Study
米国エネルギー省国家核安全保障局 Andrew St. Denis - Determining Radioactivity Thresholds and Goal Quantities for Specific Mixtures at Risk of Being Used for Radiological Dispersal Devices
サンディア国立研究所 Jesse Bland - Rasch Model and Probability of Completion
日本原子力研究開発機構 木村 祥紀 - Consequence
ロスアラモス国立研究所 Ryan Bratton
- Review of Goal9 study from the Japan perspective
※途中15分間休憩
- 質疑応答・ディスカッション
- 閉会挨拶:日本原子力学会核不拡散・保障措置・核セキュリティ連絡会
参加申し込み:
以下のリンクよりお申し込みをお願いいたします(1月25日(土)申し込み締切)。
https://forms.office.com/r/Dd0fMnefQY
以上